シリア停戦破棄【死者50万人超えの内戦は何故始まりどうして終わらないのか】 [ニュース]
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報道によると、シリア内戦の停戦合意が、1週間も持たずに破棄されました
大方の予想通りとは言え、再開した空爆での死者は数百人に達しています
フランスでおこったテロの時は、世界中が遺憾と追悼で大騒ぎとなりましたが
実はその何倍もの人が、この数日間で殺された事になります
この戦争はどうして始まったのか、なぜ泥沼状態で収拾が見えないのか
ロシアやアメリカは、なぜシリアに関わっているのかなど等
分かりにくいことがたくさんある割には、日本での関心はいまひとつのようです
ロシアにとってシリアは、ソ連の時代から友好国で、中東方面の覇権を維持する
政治的(あるいは地政学的)に、重要な国家といえます
アラブの春に象徴される、民主化運動の盛り上がりにより
シリアのような『親ロシア政権』が、次々に倒れていったため
ロシアとしては、アサド政権を失いたくないのが実情ですね
なので『テロ組織の掃討』を名目に、反政権側を空爆しています
一方アメリカは、民主政権の誕生を望んで反政権側を支援していますが
イラクやアフガニスタン問題も抱えて、いまひとつ積極的な行動になってませんね
民族的に見てアサド政権は少数派で、一割程度の人種が国を支配しています
なので政権側は、覇権を失うと自分達は多数派に抹殺されると考えていて
それゆえに、正規軍が自国民を攻撃するような、混迷の事態を招いています
明日に、続く
2016-10-09 12:30
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