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梅にウグイス【風情ある詩碑ですが勘違いを誘うかもです】 [風景]

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写真は大宮第二公園・梅林の一画にあった、梅に鶯(うぐいす)の詩碑です

どなたの1首かは分かりませんが、梅の枝にとまる鶯のイラストが

読み手が見た光景を連想させてくれます


しかしこの季節、梅の木に止まる鳥の代表は『目白』であることから

『梅に鶯は間違い』とか『梅には目白』という誤解があります

そもそも、『梅にウグイス』とは、梅の木にウグイスが止まっている構図を

さしているのではなく、春の先駆けである梅と、春告鳥とも言われるウグイスが

両方揃ったような、とても理想的な状況であることを表す言葉なのですね


無論、碑の作者側は正しい意味を知った上で表現していると思いますが

古い言葉に興味の無い層には、ちょっと紛らわしい挿絵になりそうです

昨日の記事で取り上げた『ししおどし』もそうですが、調べてみると

誤解や誤用は、意外と多い事を実感します


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